LPIC-1 102試験(LPI Level1 Exam 102) 試験範囲 1/2

LPIC-1 102試験(LPI Level1 Exam 102) 試験範囲 1/2

LPIC-1 102試験(LPI Level1 Exam 102) 試験範囲 1/2

LPICに関するページです。

 

 

 

findコマンドの-permオプションの使い方

 

SUIDが設定されているファイルを検索する。
find / -perm -u+s -type f

 

SGIDが設定されているファイルを検索する。
find / -perm -g+s -type f

 

find / -perm -6000
4000,2000の両方に該当するものがヒットする。

 

find / -perm +6000
4000,2000のどちらか1方に該当するものがヒットする。

 

set

例 set -o noglob
noglobを有効にする。
-oで有効、+oで無効にすると言うことに注意する。
set -oのみの場合、現在の設定一覧を見ることができる。

 

-o
オプションを有効にする

 

+o
オプションを無効にする

 

bashの主なオプションは以下。
allexport
作成/変更した変数を自動的にエクスポートする。

 

emacs
emacs風のキーバインドにする。

 

ignoreeof
ctrl+Dキーでのログアウトを無効にする。

 

noclobber
出力リダイレクトを禁止する。
同名のファイルが既に存在する時に書き込み禁止にする。
リダイレクトを使ってファイルに書き込む場合に使用する。
set -C でも同じ。

 

noglob
メタキャラクタを使用したファイル名での展開を無効にする。

 

vi
vi風のキーバインドにする。

 

 

シェルの特殊変数について

echoを付けて確認表示する。

 

$0 プログラム名(スクリプト名)
$$ 現在のシェルのプロセス番号

 

$# コマンドラインに与えられた引数の個数

 

$? シェルが最後に実行したコマンドの終了状態。戻り値。

 

$@ 引数のリストを表示

 

 

主な統合デスクトップ環境

①GNOME (C)
GTK ベースのライブラリ
GDM ディスプレイマネージャ
gwm、sawfish ウィンドウマネージャ

 

②KDE (E)
Qt(キュート) ベースのライブラリ
KDM ディスプレイマネージャ
kwm ウィンドウマネージャ

 

③Xfce
軽量なデスクトップ環境。

 

 

ウィンドウマネージャー

ウィンドウの外観、メニュー、アイコン等を
提供するソフトウェア。
twm、Metacity、WindowMaker等が有る。

 

 

Xディスプレイマネージャ

ランレベル5で起動した時にログイン画面を提供し、
ユーザー認証やX自体の起動を行なうもの。

 

①XDM
XFree86で標準使用される。
XDMを使用するとリモートログイン可能。
認証プロトコルはXDMCP。

 

②GDM
GNOMEで使用されるXディスプレイマネージャ
GDMに関するファイルは/etc/X11/gdmか、
/etc/gdmディレクトリ以下に有ります。
起動時のログインウィンドウに表示される画像を
変更するにはgdm.confか、custom.confにて設定する。

 

③KDM
KDEで使用されるXディスプレイマネージャ

 

 

/etc/X11 ディレクトリ

XFree86の設定ファイルが格納されている。

 

 

/etc/X11/prefdm

GUIログイン時にどのディスプレイマネージャで
起動するかを設定する。
/etc/inittabから呼び出される。

 

 

/etc/X11/kdm ディレクトリ

KDMで使用される設定ファイルが格納されている。

 

 

/etc/X11/xorg.conf

Xサーバ X.Orgの基本設定ファイル。
書き換えるのは2つのユーティリティが有る。
①xorgconfig テキストベース
②xorgcfg GUIベース

 

xorg.confの中の各セクションでの設定項目は以下
全て単語の1文字目は大文字。

 

①Moduleセクション
Xサーバが組み込むモジュール

 

②InputDeviceセクション
キーボードやマウス

 

③Deviceセクション
ビデオカード

 

④ServerLayoutセクション
スクリーンの指定と
入出力デバイスの組み合わせ

 

⑤Screenセクション
ディスプレイの表示色数や画面サイズ

 

⑥Filesセクション
RGBカラーデータベースの場所、
フォントサーバ

 

⑦Monitorセクション
モニタータイプ

 

 

/etc/X11/xinit ディレクトリ

Xクライアントの設定ファイルが格納されている。

 

 

/etc/X11/xinit/Xclients

デスクトップ環境やウィンドウマネージャの起動(システム全体)

 

 

/etc/X11/xinit

startxやxinitコマンドで読み込まれるスクリプト。
●~/.Xresources
●/etc/X11/xinit/xinitrc.d/以下のファイル
●^/.Xclients
 ユーザーごとのXclientsスクリプト
●~/.xinitrc
 ユーザーごとのxinitrcスクリプト

 

 

/etc/X11/xdm/以下のもの

 

xdm-config
XDMの設定ファイル。XDMが利用する設定ファイルのパスや
基本的なアクセス許可などの設定。

 

Xaccess
XDMへの接続を許可するホストの設定。

 

Xservers
Xサーバとディスプレイの対応などの設定。

 

① Xsetup_0
ログイン前処理
壁紙などのXDM起動時設定。

 

② Xresources
ログイン画面などのXリソース、Xクライアントの設定。
xinitrcやXsession(もしくは ~/.xinitrc ~/.xsession)に
よって読み込まれる。

 

③ Xsession
ログイン後処理
/etc/X11/xinit/xinitrc.d/ディレクトリ以下のファイルを
呼び出す。且つウィンドウマネージャの起動、
ログイン後に起動するプログラムなどの処理設定。

 

 

ホームディレクトリ以下のもの

.Xresources
ユーザーごとのXクライアントの設定。xinitrcやXsession
(もしくは ~/.xinitrc ~/.xsession)によって読み込まれる。

 

.xsession
ユーザーごとのXsessionスクリプト。ログイン後に自動起動
させたいプログラムの設定等。

 

 

ファイルについて

 

.bash_profile

ユーザーがログインする際にいくつかの
環境設定用ファイルを読み込む。
その内の1つ。ユーザー個別の設定ファイル。

 

 

ログイン時の順序

①/etc/profile(全ユーザー共通)
全ユーザー共通のPATH変数の値の
定義等もこのファイルで行う。

 

②.bash_profile(有れば読み込む。ログイン時以外は読み込まれない)

 

③.bash_login(.bash_profileが無い場合に読み込む)

 

④.profile(.bash_loginが無い場合に読み込む)

 

.bashrc

存在する場合は、シェル起動時に読み込まれる。
エイリアス等を設定しておく。

 

 

.bash_logout

ログインシェルの終了時に読み込まれるファイル。
画面をクリアする「clear」コマンドが記載されている。

 

 

/etc/XF86Config ファイル

 

使用するフォントを静的に設定するには
filesセクションでフォントファイルのパスを指定する。
FontPath"/usr/X11R6/lib/X11/fonts/TrueType"
ネットワーク上にあるフォントサーバーを指定するには
FontPath"unix/:7100"
FontPath"unix/:-1"

 

Xフォントサーバーとは
xfsと呼ばれる。フォントを送るサーバーソフトウェア。
/etc/X11/fs/configが設定ファイル。

 

 

/etc/passwd ファイル

ユーザー情報、アカウント情報が記載されている。
パスワードをシャドゥ化するとパスワード欄に
「x」と表示される。

 

 

/etc/shadow ファイル

パスワードをシャドゥ化した時に暗号化された
パスワード情報が格納される。
スーパーユーザーのみが参照できる。
パスワードをシャドゥ化するコマンドは
pwconv

 

 

/etc/group ファイル

グループ情報、グループの設定が記載されている。

 

 

/etc/gshadow ファイル

グループのパスワードをシャドゥ化した時に
暗号化されたパスワード情報が格納される。

 

 

/etc/skel ディレクトリ

このディレクトリにある雛形のファイルが
新規ユーザー作成時にホームディレクトリにコピーされる。
スケルトン (skeleton)の略。訳は骨格や構造。

 

 

/etc/cron.hourly ディレクトリ

毎時間実行される自動タスク設定ファイルが格納されている。

 

 

/etc/cron.daily ディレクトリ

毎日~

 

 

/etc/cron.monthly ディレクトリ

毎月~

 

 

/etc/cron.weekly ディレクトリ

毎週~

 

 

/etc/cron.d ディレクトリ

上記以外の自動タスク設定ファイルが格納されている。

 

 

/etc/cron.allow ファイル

許可

 

 

/etc/cron.deny ファイル

拒否
cron.allowファイルの方が強い。

 

 

/etc/ntp.conf

NTPサーバー設定をするファイル。
NTPデーモンのntpdが起動時にこのファイルを読み込む。
server変数を使用してNTPサーバーを指定。
server 0.centos.pool.ntp.org
server 1.centos.pool.ntp.org
server 2.centos.pool.ntp.org

 

 

/etc/ntp/drift

タイムサーバーから取得した時間誤差値を格納しておく。

 

 

/etc/timezone ファイル

システムのタイムゾーンに関する設定ファイル。
タイムゾーンを書いておく。
tzconfigコマンドで更新する。
tzselectコマンドで設定可能な値を表示可能。
tzconfigとtzselectを混同しないこと。

 

 

/usr/share/zoneinfo ディレクトリ

ゾーン情報ファイルが格納されている。
/etc/localtimeファイルによってシステムの
タイムゾーンが決まる。
このファイルは/usr/share/zoneinfoディレクトリに
格納されているゾーン情報ファイルのコピーか
シンボリックリンク。

 

タイムゾーンの設定方法
ln -s /usr/share/zoneinfo/Asia/Taipei /etc/localtime
もしくは
cp /usr/share/zoneinfo/Asia/Taipei /etc/localtime
デフォルトではファイルが存在すると言われる様子。
上書きでのコマンド発行は未試行。
TaipeiやTokyoファイルのシンボリックリンクを
名前「localtime」として/etcディレクトリに保存している。

 

 

/etc/syslog.conf

syslogデーモンの動作を設定するファイル。
1行ごとに1つのルールが書かれている。
ファシリティ
ログの種別。facility 訳:設備、容易に

 

 

syslogのファシリティ

auth/authpriv 認証サービス
deamon 各種デーモン
kern カーネル
lpr 印刷サービス
mail メールサービス
news ニュースサービス
syslog syslog
user ユーザープログラム
※複数のファシリティを設定するには
;で区切るか、*で全指定するか「!」で「以外」指定する。

 

 

syslogのプライオリティ

ログの監視レベルのこと。設定したものを含み、
それ以上のものが全て記録される。
設定したもののみを指定するには「=」を付ける。
順番を覚えておく。頭文字で覚えるならem a c e w n i d n
emerg 非常に危険な状態
alert 緊急の対応が必要な状態
crit 危険な状態
err 一般的なエラーメッセージ
warning 警告メッセージ
notice 注意メッセージ
info 情報メッセージ
debug プログラムをデバッグするときに有益な情報
none メッセージを送らない

 

mail.=err /var/log/mail
メールの一般的なエラーメッセージを記録
mail.notice /var/log/mail
注意メッセージよりプライオリティが高いメールのログを記録
mail.=err;mail.=notice /var/log/mail
メールの一般的なエラーメッセージと注意メッセージを記録

 

 

.forward ファイル

設定したメールアドレスにメールを転送する。
ホームディレクトリに格納するもの。
メールサーバーにsendmailを使っている
システムで使用するもの。
qmailでは.qmailファイルを使用する。

 

 

/etc/aliases

.forwardファイルと役割は似ている。
どちらもメールの転送を行うために使用する。
①.forwardはユーザー毎に設定する。
②/etc/aliasesに別名(エイリアス)と転送先を記載する方法は
システム全体に影響する。
設定後に有効にするには
newaliasesコマンドを実行する。
実行すると/etc/aliasesファイルに記述された内容に
基づいてsendmailが参照するデータベースファイルを
更新する。

 

 

必須のエイリアス

sendmailをインストールした時に作られる
/etc/aliasesファイルには、以下の記述が入っています。
# Basic system aliases -- these MUST be present.
MAILER-DAEMON: postmaster
postmaster: root

 

# Person who should get root,s mail
root: taro, hanako
この定義は必ず書き足すこと。
書き足さない場合、rootでログインした時にしか
root宛のメールに気付くことができない。

 

通常ではセキュリティのため、ネットワークからは
rootでログインできない。

 

/etc/aliasesファイルの編集が終ったら、
newaliasesを実行する。

 

参照サイト
http://gabacho.reto.jp/tech-note/aliases.html

 

 

/var/spool/mqueue ディレクトリ

送信メールをスプールする。

 

 

/var/spool/mail ディレクトリ

各ユーザーに届いたメールをスプールする。
mailコマンドにてこのディレクトリにある
受信メールを閲覧可能。

 

 

/etc/services

ポート番号表。
主なポート
20 FTP (データ転送用)
21 FTP (制御情報用)
22 SSH
23 TELNET
25 SMTP
53 DNS
80 HTTP
110 POP3
119 NNTP
139 NetBIOS
143 IMAP
161 SNMP

 

0~1023
ウェルノウンポート

 

1024~49151
登録ポート
特定のアプリに予約されている。
ユーザーも自由に使用可能。

 

49152~65535
ダイナミック・プライベートポート。
自由に使用可能。
通信時のみ動的に使用。
通信終了後は開放。

 

 

/etc/hostname /etc/HOSTNAME

ホスト名のみ記載されている。
debian系のもの。
Red Hat系は/etc/sysconfig/networkに書かれている。

 

 

/etc/networks

ネットワークアドレスとネットワーク名の
関連付けが記載されている。
※CentOS5.2のデフォルトではファイルは無い様子。
WindowsではJP1/NNM等を使用する際
新規に作成したと思う。

 

/etc/resolv.conf

DNSサーバーのIPアドレスとドメイン名が記載されている。
[root@centos52 /]# cat /etc/resolv.conf
; generated by /sbin/dhclient-script
search localdomain
nameserver 192.168.179.2
ntp.confと書き方を混同しないこと。
nameserver 192.168.179.2 と記述する。

 

 

/etc/hosts

ホスツファイル。アドレスとホスト名の対応表。

 

 

/etc/host.conf

/etc/nsswitch.confで設定する場合と混同
しないこと。
中身は order hosts,bind となっていた。
●例 order hosts
/etc/hostsの内容で名前解決する。
●例 order bind
DNSサーバーを使用して名前解決する。
例 order hosts,bind
最初はhostsを使い、次にbindを使う。
カンマで区切ること。

 

 

/etc/nsswitch.conf

名前解決を行いたいサービスとどのように
名前解決を行うかの対応が記載されている。
名前解決の順序も指定可能。
/etc/host.confで設定する
場合と混同しないこと。

 

設定方法は以下を参照。
http://itpro.nikkeibp.co.jp/free/ola/olaacceptor.jsp

 

内容は以下のように書かれていた。
[root@centos52 ~]# cat /etc/nsswitch.conf

#
# /etc/nsswitch.conf
#
~~~~~~~~~~
#hosts: db files nisplus nis dns
hosts: files dns
~~~~~~~~~~

 

DNS、LDAP、/etc/hostsの順に名前解決をするならば
hosts: dns ldap files
と記載する。

 

 

/etc/nologin

このファイルが有るとスーパーユーザーのみ
しかログイン出来ない。
一般ユーザーのログイン画面に表示させたい内容を
記載しておく。

 

 

/etc/rc.d/init.d ディレクトリ

デーモン起動するものの実態が格納されている。
シンボリックリンクは
/etc/init.d ディレクトリ。

 

 

/etc/hosts.allow ファイル

アクセス制御の許可設定を行う。

 

記述方法
192.168.100.*か、a.comからのみFTP接続を許可する。
192.168.100.*か、a.comのどちらか
一方だけに所属していれば許可されることに注意すること。

 

in.ftpd: 192.168.100. a.com

 

 

/etc/hosts.deny ファイル

アクセス制御の拒否設定を行う。
-------------------------------
記述方法
全てのホストからの全サービスに対して接続拒否。

 

ALL : ALL
-------------------------------
一般的には
/etc/hosts.denyを全拒否にして、許可したいもののみを
/etc/hosts.allowに記載する。

 

 

コマンドについて

 

test 条件式

条件式の真偽を判定する。
※一般的にはtestコマンドよりも[]がよく使われる。
オプションは以下。

 

-a
条件aaa -a 条件bbb
どちらの条件も真の場合、真。
多分-aはandの略。

 

-o
条件aaa -o 条件bbb
どちらかが真であれば、真。
多分-oはorの略。

 

!
条件が偽であれば真となる。
test ! 1 -eq 0 では真となる。
aaa != bbb も真となる。

 

-x
指定したファイルが存在し実行可能であれば真を返す。
例 test -x a.txt
例 [-x a.txt]

 

-f
指定したファイルが存在する場合は真を返す。
以下のような際に使用する。

 

if test -f ; then
./aaa.sh
fi

 

指定したファイルが存在しない場合は
以下のように返ってきた。
[root@centos52 ~]# ./testf.sh

./testf.sh: line 2: ./aaa.sh: そのようなファイルや
ディレクトリはありません。

 

-d
指定したディレクトリが存在する場合は真を返す。

 

-r
指定したファイルが存在し、読み取り可能の場合は真を返す。

 

-w
指定したファイルが存在し、書き込み可能の場合は真を返す。
※rootにて実行した場合は書き込み権限が無い場合でも真を返す。

 

新しい、古いの扱いについて
file_a -nt file_b
file_aの更新日付がfile_2より新しい場合は真
多分new thanの略。

 

file_a -ot file_b
file_aの更新日付がfile2より古い場合は真
多分old thanの略。

 

数値の扱いについて
数値a -eq 数値b
数値aと数値bが等しければ真
数値が等しい場合は「-eq」を、
文字列が等しい場合は「=」

 

数値a -ne 数値b
数値aと数値bが等しくなければ真

 

数値a -ge 数値b
数値aが数値b以上なら真

 

数値a -gt 数値b
数値aが数値bより大きければ真

 

数値a -le 数値b
数値aが数値b以下なら真

 

数値a -lt 数値b
数値aが数値b未満であれば

 

覚え方
gで始まれば数値aの方が大きい に関すること。
lで始まれば数値aの方が小さい に関すること。
eqは等しい。
この3つをまず覚えておく。

 

 

alias

alias 設定したいエイリアス名='コマンド名'
例 alias iiiii='ls -i'
例 alias iiiii=ls
コマンドなどの別名を登録できる。
エイリアスと言う。
alias(引数無し)を実行すると設定した
エイリアスが表示される。

 

設定を削除する場合は
unalias エイリアス名
例 unalias iiiii

 

一時的にエイリアスを無効にするには
(alias ls='ls -lA'とした際など)、
エイリアスの直前にバックスラッシュを付ける。
[root@centos52 ~]# \ls(バックスラッシュls)

 

seq

単調増加(減少)する数値列を表示する。
seq 10 20やseq 20など。
seq 2 6 21なら真ん中の値は、どれだけ増加させるか。
2 8 14 20が結果。

 

for num in `seq 10`
do
echo $num
done

 

バッククォートで囲むこと。

 

もし`seq 10`を
ダブルクォーテーションで囲んだ場合、$の
結果は文字列として"seq 10"となることに注意。
シングルクォーテーションでも同じ。

 

 

xhost

リモートのXクライアントからの利用を制御する。
Xサーバ側でコマンドを入力する。

 

+<ホスト名>
+は無くても良い。ホストからXサーバへの接続許可。

 

-<ホスト名>
ホストからXサーバへの接続拒否。

 

+
全ホストから接続許可(アクセス制御を無効にするということ)

 

-
許可外のホストは接続拒否(アクセス制御を有効にするということ)

 

 

xf86config

Xで使用する入力デバイス、ディスプレイ、ビデオカード
などを設定する。

 

 

startx

Xを起動する。(ランレベル2や3でのCUIモード時に使用する。)
ログイン画面からGUIにするには/etc/inittabファイルを
編集し、ランレベル5で起動するようにしておく。
id:5:initdefault:

 

 

X Window Systemとは

Xと呼ばれる。Linuxで提供されている標準のGUI環境。
もとはUNIXにGUI環境を提供するために開発された。
Linuxで使用されているXFree86はバージョン11リリース6(X11R6)を
ベースにしてGPLに基づいて開発及び配布されている。

 

 

xwininfo

「マウスをクリックして下さい。」との表示が出る。
指定したXアプリケーションの
ウィンドウ情報を表示。
位置、高さ、幅など。

 

-id
idを表示する。

 

-tree
全ての子ウィンドウも表示。

 

-root
rootウィンドウの情報を得る。

 

 

xdpyinfo

解像度等が表示される。
Xサーバーのディスプレイ情報を表示する。
ディスプレイ番号、スクリーン番号、解像度など。
-displayname
指定したディスプレイの情報を表示。

 

 

xvidtune

モニターのメニューボタンを押した時の
メニューのような画面が出る。
ビデオモードの調整。
垂直位置や水平位置等を調整する。

 

 

xset

Xのユーザー設定を変更する。

 

 

pwconv

パスワードをシャドゥ化する。

 

 

grpconv

グループのパスワードをシャドゥ化する。

 

 

pwunconv

シャドゥ化されているユーザーパスワードを通常に戻す。

 

 

passwd

ユーザーのパスワードを変更する。
-l
アカウントをロックする。
usermod -Lと同じ。
一覧表示とかそういう類では無いことに注意すること。 

 

-u
アカウントのロックを解除する。
usermod -Uと同じ。

 

chage オプション ユーザー名

-lと-m以外は大文字でのオプション表記。
ユーザーのパスワードの有効期限を変更する。

 

-E Expireの略。
アクセス出来なくなる日付を指定。YYYY/MM/DD

 

-m
パスワード変更から次の変更を許可するまでの最低日数。

 

-M
パスワードの有効期限。日数で指定。

 

-l
lsの略
情報表示。スーパーユーザー以外も実行可能。

 

-W Warningの略。
パスワードの有効期限が切れる何日前から警告を表示するか。
例 chage -w 3 username

 

-I Inactiveの略。
パスワードの有効期限切れ後にアカウントロックされるまでの日数。

 

useradd

ユーザーの追加。

 

-d <ディレクトリ名>
例 useradd -d /home/a user_a
ホームディレクトリを指定

 

-g
所属するプライマリグループを指定

 

-G
プライマリグループ以外の所属するグループを指定

 

-s
ログインシェルを指定
オプションの後に作成するユーザー名を記載する。
useradd -d /home/a -s /bin/bash user_a

 

-c
コメントを足す。

 

 

userdel

ユーザーの削除。

 

-r
ホームディレクトリも同時に削除する。

 

 

groupadd

グループの追加。
実行出来るのはスーパーユーザーのみ。

 

 

groupdel

グループの削除。
実行出来るのはスーパーユーザーのみ。
そのグループにユーザーが所属している場合は実行不可。

 

 

groupmod

グループアカウント情報を変更。
groupmod -g
そのGIDに変更。
groupmod -n <グループ名>
そのグループ名に変更。
先に変更後のグループ名、後に変更前のグループ名。
例 groupmod -n henkougo henkoumae

 

 

usermod

ユーザーアカウント情報の変更。
-d <ディレクトリ名>
ホームディレクトリを変更。

 

-g <グループ名またはGID>
所属するプライマリグループを変更。

 

-G <グループ名またはGID>
プライマリグループ以外のグループを変更。

 

-s <ファイル名>
ログインシェルを変更する。

 

-L
アカウントをロックする。passwd -l と同じ。

 

-U
アカウントのロックを解除する。passwd -u と同じ。

 


user_a(g1,g2,g3グループに所属している)を
g4グループに所属させる場合は
usermod -G g1,g2,g3,g4 user_a

 

id

ユーザーのUID,GIDを表示する。

 

-g
プライマリグループのGIDのみを表示する。

 

-G
所属している全グループのGIDを表示。
●usermod -Gとは微妙にオプションの意味が違う。

 

-u
UIDのみ表示。

 

UID

ユーザー識別子(User Identifier)。
UNIX系システムでユーザーを表現(識別)する番号。
スーパーユーザーのUIDは常にゼロ(0)。

 

GID

グループ識別子(Group Identifier)。
スーパーユーザーのログイングループは常にGID 0。

 

 

locale

現在のロケール設定を表示する。
-aを付けた時と混同しないこと。

 

-a
使用可能、設定可能な全ロケールを表示する。

 

LC_の設定は
export LC_MESSAGES=ja_JP.eucJP

 

LC_ALLを設定すると一括で設定される。
その後に個別に設定しても
反映されないことに注意する。

 

 

環境変数 LANGはLC_のデフォルト値。
LC_の指定が無い場合はLANGの値が適用される。

 

コマンド実行時のみ、環境を指定する方法は
LANG=ja_JP.UTF-8 command_a

 

実際の実行例は以下。
[root@centos52 ~]# ls
Desktop あああ.txt
[root@centos52 ~]# LANG=jp_JP.eucJP ls

Desktop ?????????????????????.txt

[root@centos52 ~]# locale

LANG=ja_JP.UTF-8
LC_CTYPE="ja_JP.UTF-8"
LC_NUMERIC="ja_JP.UTF-8"
LC_TIME="ja_JP.UTF-8"
LC_COLLATE="ja_JP.UTF-8"
LC_MONETARY="ja_JP.UTF-8"
LC_MESSAGES="ja_JP.UTF-8"
LC_PAPER="ja_JP.UTF-8"
LC_NAME="ja_JP.UTF-8"
LC_ADDRESS="ja_JP.UTF-8"
LC_TELEPHONE="ja_JP.UTF-8"
LC_MEASUREMENT="ja_JP.UTF-8"
LC_IDENTIFICATION="ja_JP.UTF-8"
LC_ALL=

 

 

主なロケール関連の環境変数は以下。

LC_CTYPE
文字の分類、大文字/小文字の変換等の文字属性

 

LC_MESSAGES
出力されるメッセージの言語

 

LC_MONETARY
通貨管理

 

LC_NUMERIC
数値の入出力に使用する形式

 

LC_TIME
時刻形式に各国語を指定

 

 

ロケール 【locale】(ロカール)

言語や国・地域ごとに異なる単位、記号、日付、
通貨などの表記規則の集合。
または単に、利用する言語や国・地域の指定。
参照サイト
http://e-words.jp/w/E383ADE382B1E383BCE383AB.html

 

 

tzselect

タイムゾーンを選択する。

 

 

tzconfig

タイムゾーンを選択する。
/etc/timezoneファイルが更新される。

 

 

date

システムの日時を表示、変更する。
月から指定する。
date MMDDhhmm[[CC]YY][.ss]
例 date 09031545
例 date 090315452010.59
-u
グリニッジ標準時で表示。

 

 

iconv

文字コード変換を行う。
iconv -f SJIS -t EUC-JP < a.txt > b.txt

 

-l
変換可能な文字コード一覧表示。

 

-f <文字コード>
変換元の文字コード。fromの略。

 

-t <文字コード>
変換先の文字コード。toの略。

 

hwclock

ハードウェアクロックの読み取りと設定。
電源が停止した状態でも動作している。

 

-r
ハードウェアクロックの表示のみ。オプション無しと同じ。

 

-s (--hctosys と同じ)
ハードウェアクロックの値をシステムクロックへ反映する。
多分hardware clock to system clockという意味。

 

-w (--systohc と同じ)
システムクロックの値と同期をハードウェアクロックに反映する。
多分system clock to hardware clockという意味。

 

例 date 08282230 システムクロックを設定。

 

hwclock -w  ハードウェアクロックへ反映。

 

-u
協定世界時(UTC:Universal Coordinated Time)として反映する。
システムクロックを設定するのはdateコマンド。
カーネルが持っている。システム起動時にはハードウェア
クロックの値がシステムクロックの値になる。

 

 

ntpdate タイムサーバー名

NTPサーバーから時刻を取得する。

 

 

logger

指定したメッセージを、指定したファシリティ、
プライオリティで出力する。
例 logger -p mail.info aiueo

 

 

logrotate

ログのローテーションを実行する。
自動的にログを分割、更新する。
基本的にはcronで自動実行されている。
/etc/logrotate.confが設定ファイル。

 

 

tail -f /var/log/messages

ファイルの末尾を表示と、新規書込時には即時表示。

 

 

mail

/var/spool/mail ディレクトリの
各ユーザーに届いた受信メールを閲覧する。
CentOS5.2のデフォルトではコマンドは見つからない。

 

mailxをyumでインストールするとmailコマンドが実装された。

 

 

mailq

sendmailを使用しているシステムで、送信待ちメール等の
メールサーバーにスプールされているメールキューを表示する。
実行例
[root@centos52 ~]# mailq

/var/spool/mqueue is empty
Total requests: 0

※/var/spool/mqueueはディレクトリ。

 

-v
詳細情報の表示

 

lpr

印刷ジョブを生成してキューに登録。

 

-#num
numで指定した部数を印刷。

 


lpr -#15 a.txt
cat a.txt | lpr -#15

 

-P <プリンタ名>
指定したプリンタに出力。

 


lpr -Pprintername a.txt

 

 

lprm

プリントキューに有る印刷ジョブを削除。

 

-P <プリンタ名>
指定したプリンタの印刷ジョブを削除。

 

lprm -Paaa 20
プリンタ名aaaのジョブ番号20の印刷ジョブを削除する。

 

-
自分の印刷ジョブを全削除。
lpqと違って-aオプションは存在しない。

 

 

lpq

キューに登録されている印刷ジョブの確認。

 

-a
全プリンタの情報表示。

 

-P <プリンタ名>
指定したプリンタの情報表示。

 

 

telnet

書式は以下。
telnet オプション ホスト名かIPアドレス ポート番号

 

 

ftp

ftpプロトコルでのファイル転送。
-v
詳細情報表示。

 

 

ftpのサブコマンド

get
1つのファイルを指定してダウンロード。

 

put
ファイルのアップロード。

 

mget
複数のファイルを指定してダウンロード。

 

lcd
ローカルでのディレクトリ移動を行う。

 

ascii
アスキーモードでデータ転送を行う。

 

binary
データをバイナリデータとして扱う。

 

quit、bye
FTPセッションを終了する。