Windows2000ServerからWindowsServer2003への移行方法

Windows2000ServerからWindowsServer2003への移行方法

Windows2000ServerからWindowsServer2003への移行方法

Windows2000ServerのドメインコントローラからWindowsServer2003の
ドメインコントローラへの移行方法です。

 

 

Windows 2000 Advanced Server。
2000 Serverと比べて、メモリが8GBまでに向上しました。

 

参照サイト

 

 

FSMOの転送がメインです。

FSMOについては以下のサイトが詳しいです。

 

まず、どのドメインコントローラがFSMOの役割を担っているかを確認するため、
ntdsutil.exeコマンドにて調べます。コマンドの詳細は上記リンクを参照して下さい。

 

その後フォレスト情報を更新するため
スキーママスタのドメインコントローラに2003のCDを入れ、
I386フォルダに移動した後

adprep /forestprep

と入力します。

 

次にインフラストラクチャマスタのDCに2003のCDをセットする。
I386フォルダに移動した後

adprep /domainprep

と入力します。

 

Windows Server 2003を作成しておきます。

 

追加のドメインコントローラにさせるために2003のCDを入れ、
コマンドプロンプトから

dcpromo

を入力します。
※「既存のドメインの追加ドメインコントローラ」を選択しインストールを開始します。

 

FSMO(操作マスタ)の転送を行ないます。

 

以下の5つがFSMOの役割です。

・スキーママスタ

 

・ドメイン名前付けマスタ

 

・RIDマスタ

 

・PDCエミュレータ

 

・インフラストラクチャマスタ

 

 

先に以下の3つの機能の転送を行ないます。

・RIDマスタの転送

 

・PDCエミュレータの転送

 

・インフラストラクチャの転送

 

WindowsServer2003ドメインコントローラで操作します。
CDのi386フォルダへ移動し、Adminpac.msiを
実行、インストールします。

 

アドミンパックを起動し、RIDマスタ、PDCエミュレータ、
インフラストラクチャの各タブにて「変更」をクリックし
転送を行います。

 

 

ドメイン名前付け操作マスタの転送

「管理ツール」 - 「Active Directoryドメインと信頼関係」を起動します。

 

操作マスタを選択します。

 

ドメイン名前付け操作マスタ変更画面で「変更」をクリックし、転送します。

 

 

スキーママスタの転送

コマンドプロンプトからmmcと入力してスナップインを起動し
Active Directoryスキーマを選択します。

 

DNSゾーンやADの複製が完了した後、WindowsServer2003ドメイン
コントローラや各クライアントの優先DNSを自分自身に設定し直します。

 

オブジェクト複製、名前解決の確認を行います。
repadmin /showrepsやイベントログで確認する。

 

 

Windows2000Serverのメンバサーバへの降格

Windows2000Serverでdcpromoを実行し、ドメインコントローラから
メンバサーバーへ降格させます。

 

再起動した後に、ネットワークを切り離します。

 

グループポリシーでは、設定された状態でGPOを削除すると、その設定が
未構成になるが、IPSecポリシーに関しては、GPOを削除する前の設定が
そのまま維持されます。

 

support toolsのDcdiag.exeや、Netdiag.exeで状態を確認しておくのも良いです。

 

参考URL

 

 

ドメイン コントローラが正常に降格されない場合

以下の対処方法が紹介されています。