Cisco RIPの設定方法

Cisco RIPの設定方法

Cisco RIPの設定方法

RIPについてです。

 

 

設定方法

R1(config)#router rip
R1(config-router)#network 192.168.0.0
R1(config-router)#network 172.16.0.0

 

 

ルーティング情報の確認

ルーティング情報を確認します。

 

R1#sh ip route
C 172.16.0.0/16 is directly connected, FastEthernet1/1
R 10.0.0.0/8 [120/1] via 172.16.0.2, 00:00:01, FastEthernet1/1
C 192.168.0.0/24 is directly connected, FastEthernet1/0
R 192.168.100.0/24 [120/1] via 172.16.0.2, 00:00:01, FastEthernet1/1

 

「C」は直接接続

「R」はRIPアップデートにて受信したネットワーク情報

 

RIPバージョン1はサブネットマスク情報を伝達できないので
クラスでサブネットマスクを判断しています。
これを自動集約と言う。

 

 

経路情報の確認

RIPアップデートで通知している経路情報を見ます。
現在使用しているRIPのバージョンも見ます。

 

R1#debug ip rip

 

 

スプリットホライズン

ルータから受信した経路情報について、
その、貰ったルータへはその経路情報を送信することは無い。
この動作をスプリットホライズンと言う。
初期設定で有効になってる。
各インターフェース毎に設定する。
スプリットホライズンを無効にした後、
再度有効にするには該当のインターフェース設定で

R1(config-if)#ip split-horizon

 

 

パッシブインターフェース

RIPアップデートを送信しない機能です。
RIPでは30秒に1度RIPアップデートを送信します。
それが無駄な帯域だと思われる場合は
パッシブインターフェースを有効にします。
初期設定では無効です。
設定するには、router ripでRIP設定に入った後、
passive-interface (インターフェース名)と入力します。

R1(config)#router rip
R1(config-router)#passive-interface fa 1/0

 

 

RIPの4つのタイマー

●Update  RIPアップデートを送信する間隔

 

●Invalid  RIPアップデートが受信できなかった場合、その経路情報を無効と判断するまでの時間。

 

●Holddown 上記のInvalidタイマーで無効と判断した経路情報を、保持しておく時間。

 

●Flush   RIPアップデートを受信できなかった場合、その経路情報をルーティングテーブルから削除するまでの時間。

 

 

タイマーの設定

タイマーを設定する。
timers basic (Update秒) (Invalid秒) (Holddown秒) (Flush秒)と入力します。

R1(config)#router rip
R1(config-router)#timers basic 10 30 30 60

 

 

現在の各タイマー確認

R1#sh ip protocols

Routing Protocol is"rip"
Sending updates every 30 seconds, next due in 8 seconds
Invalid after 180 seconds, hold down 180, flushed after 240