Windowsでルーティング・ポートフォワードを設定する方法の紹介です。
Windows発のパケットの経路設定はコマンドプロンプトからのroute addで
可能です。
今回のページは要するにWindowsをルータ化するような感じです。
Windows①------------Windows②----------------------------------Windows③
172.16.0.1 NIC1 172.16.0.2 NIC2 192.168.0.1 192.168.0.2
※Windows③がWindows②のNIC1を経由してインターネットに出たい場合等も同様です。
Windows②のNIC1で接続共有設定を行います。
「コントロールパネル」-「ネットワーク接続」-「ローカルエリア接続」等のプロパティ
「詳細設定」タブ-「インターネット接続の共有」項
チェックボックスにチェックを入れた後、自動的にNIC2のIPアドレスが
「192.168.0.1」となった事を確認します。
Windows③のIPアドレスを「IP アドレスを自動的に取得する」に設定します。
静的に設定するなら、192.168.0.0/24、デフォルトゲートウェイを
192.168.0.1へ変更します。
Windows②のNIC2で接続共有設定を行います。
Windows②でルーティングします。
レジストリを編集します。
※自己責任にてお願い致します。
HKEY_LOCAL_MACHINE - SYSTEM - CurrentControlSet -
Services - Tcpip - ParametersのIPEnableRouterを1へ変更します。
※未検証ですがWindowsサービス「Routing and Remote Access」を
有効、にする方法でも代替できるかもしれません。
サーバーOSならRASサーバー機能でしょうか。
Windows①⇔Windows③間に複数の機器が有る場合、
その全ての機器が適切な経路情報を知っている必要が有ります。
Windowsで有ればroute addコマンドで経路を設定します。
Windows①---Router1--WAN---Router2---Windows②---Windows③
NIC1 NIC2
まずWindows①からRouter2へVPN接続した後、
●Windows②へリモートデスクトップ接続し、
Windows②からWindows③へリモートデスクトップ接続します。
●もしくは、Windows①③のroute addコマンドで経路設定しても接続できるかもしれません。
●もしくは、Windows②でポートフォワードします。
※上記の構成では未検証です。
以下からTCP&UDPリピーターである「stone」をダウンロードし、
http://www.gcd.org/sengoku/stone/Welcome.ja.html
解凍し、コマンドプロンプトにてstone.exeが有るフォルダへ移動し
「stone Windows③のIPアドレス:RDPポート Windows②の待ち受けポート番号」を
実行します。
Windows③のIPアドレスが192.168.0.2、リモートデスクトップ接続用ポートは
デフォルトのポート(3389)であれば「stone 192.168.0.2:3389 11111」等です。
その後にWindows①からリモートデスクトップ接続先を「Windows②のNIC1の
IPアドレス:11111」にしてアクセスするとWindows③へリモートデスクトップ接続
できるかと思います。
その際の接続画面の最上部に表示されるリモートデスクトップバーのアドレスは
「Windows②のNIC1のIPアドレス:11111」になっているかと思います。