Cisco 1812Jの設定方法 その1

Cisco 1812Jの設定方法 その1

Cisco 1812Jの設定方法 その1

2010年頃、Yahoo!オークションでCisco 1812Jを約1万円で買いました。
何のために購入したのかは不明です。
多分勢いだけだったと思います。

 

 

Cisco8xx系について

Cisco1700から発展した日本向けの統合ルータ1812Jを2005年頃に発売。
その、後継機がCisco 892J(2014年10月販売終了)。
その、後継機がCisco 891FJ。LAN側も1000Mになりました。

 

2015年1月現在、
1812Jはヤフオクで中古で3000円前後です。

 

892Jはヤフオクで中古で1万円前後です。

 

891FJは新品で6~7万円くらいです。

 

 

以下、1812Jの設定を行いました。

 

IOSは「c181x-adventerprisek9-mz.151-1.XB.bin」でした。

 

まずは設定方法やコマンドオプション等の確認のためCiscoの提供する
マニュアル類をダウンロードしておきます。
cisco 1812Jのマニュアル類

 

また、動作音は殆どしませんが、さらに静音化するためにFANのケーブルを抜きました。
本来FANは稼働させなくてはなりませんが家でネットする程度なら
FAN無しで良しとしておきました。

 

まず上のネジを外します。

 

 

ドライバーで、テコのように押し出します。

 

 

引き出します。

 

 

FANのケーブルを外します。

 

以下、基本設定を行います。

 

暗号化される特権パスワードの設定

Router(config)#enable secret a
※未検証ですがGetPass(bos_pass)という
ソフトで解読出来るとのことです。

 

GetPassダウンロードページ
http://download.cnet.com/GetPass/3000-2381_4-10067400.html

 

 

 

コンソールパスワードの設定

Router(config)#line console 0
Router(config-line)#login
Router(config-line)#password a

 

 

vty(telnet)パスワードの設定

Router(config)#line vty 0 4
Router(config-line)#login
Router(config-line)#password a

 

 

コンソール接続時にタイムアウトによりログアウトしないように設定する

Router(config-line)#exec-timeout 0 0
※exec-timeout 分 秒

 

 

ルータからのメッセージを割り込ませない

Router(config-line)#logging synchronous
※vtyにも設定可能

 

 

DNSサーバーを利用したホスト名の名前解決を無効にする

Router(config)#no ip domain-lookup

 

 

ホスト名の変更

Router(config)#hostname R8

 

 

IOSのバックアップ

 

TFTPサーバーソフトをダウンロードします。
http://www.vector.co.jp/soft/win95/net/se174412.html

 

 

今回は上記のソフトではなくCisco TFTP Serverを使用しました。
以下の通りCisco TFTP Serverは現在も推奨しているものではありません。
http://www.cisco.com/JP/support/public/ht/tac/100/1007846/tftp-server-j.shtml

 

 

Cisco TFTP Serverを起動し以下を入力します。
R8#show version
※IOS名をコピーしておきます。

 

R8#copy flash tftp

 

Windows7 x64では以下にIOSが保存されました。
C:\Users\ユーザー名\AppData\Local\VirtualStore\Program Files (x86)\Cisco Systems\Cisco TFTP Server

 

 

コンフィグの保存

R8#show running-config
表示されたコンフィグをコピーしテキストファイルに貼りつけます。
使用するのはversionからendまでです。
※シリアルケーブルでのコンフィグリストア時は送信遅延を設定しておくのが無難です。
TeraTermであれば「設定」 - 「シリアルポート」 - 「送信遅延」 - 「ミリ秒/字」
- 「ミリ秒/行」を入力します。投入後はVLANも含めno shutdownをしておきます。

 

TFTPサーバーを使用しても良いです。
R8#copy startup-config tftp
※スタートアップコンフィグをバックアップする場合

 

 

Cisco1812Jの設定の続きは以下に記載しました。
Cisco 1812Jの設定方法 その2(PPPoE、ダイナミックDNSなど)