VMWarePlayerへのCentOS6.0のインストール方法です。
以下の事を行いました。
・CentOS6.0のインストール
・VMware Tools Linux版のインストール
・ネットワーク設定
インストール後、様々な設定ファイルの編集をviエディタを使用し設定します。
viエディタの操作方法は以下のページを参照下さい。
ファイルを検索することが有ると思います。その際はfindコマンドを使用します。
「find / -name "*.jpg" -print」など
また、コマンドとそのマニュアルの場所を表示するには
whereisコマンドを使用します。
ip: /usr/sbin/ip /usr/share/man/man7/ip.7.gz /usr/share/man/man8/ip.8.gz
コマンド入力時、今現在どのディレクトリにいるのかを知りたいことが
有ると思います。その際はpwdコマンドを使用します。
ホストOSはWindows7 64ビット版です。
VMWarePlayerのダウンロードページ
※登録が必要です。
CentOS6.0 32ビット版のダウンロードページ
※CentOS-6.0-i386-bin-DVD.isoをダウンロードしました。
VMwarePlayerにて新規仮想マシンの作成
後でOSをインストールを選択しました。
その後CentOSのisoファイルをセットし、再起動します。
「media check」では「skip」をクリックします。
インストールのタイプは「Desktop」を選択しました。
web server等、やることが決定しているなら
インストールタイプで希望のタイプを選択しておく方が楽です。
「minumum」インストールなどでperlが無い場合は
まず、vmware-install.plを動作させるためyum install perlで
perlのインストールを行います。
perlの有無はwhereis perlで確認可能です。
「アプリケーション」→「システムツール」→「端末」を右クリックし
「このランチャをデスクトップへ追加」
VMwareのメニューから、「仮想マシン」→「VMware Toolsのインストール」
を選択します。
デスクトップの「端末」をダブルクリックします。
CUI画面が開きます。
mount /dev/cdrom /media
cd /media
cp VMwareTools-8.4.8-491717.tar.gz /tmp/
cd /tmp
tar xvf VMwareTools-8.4.8-491717.tar.gz
cd vmware-tools-distrib
./vmware-install.pl
umount /dev/cdrom
デスクトップに有る「コンピュータ」→「ファイルシステム」
→「usr」→「local」→「bin」を開きます。
「bin」内で右クリック→「ドキュメントの生成」→「空のファイル」
作成したファイルを右クリック→「名前の変更」
「gnomelog」と言う名前にします。
「gnomelog」をダブルクリックし、
の1行を記載し保存します。
※「`」はShiftキー + @キーにて入力可能です。
「gnomelog」を右クリックし、「プロパティ」→「アクセス権」タブ
→「プログラムとして実行できる」にチェックを入れ閉じる。
デスクトップに置いた「端末」を右クリック→「プロパティ」
→「基本」タブ→「コマンド」項を以下のように編集後、閉じる。
以降、デスクトップの「端末」を起動後、色々なコマンドを入力した
ログがデスクトップの「rootのホーム」に保管されます。
※「端末」を終了する際、exitで終了させなければログは書きこまれず
空ファイルのみが作成されるため、必ず「端末」を閉じる時はexitを入力します。
※保存したログをより見やすくするには、
と入力し新たに成形ログを作成し、それを開きます。
vi /etc/sysconfig/network-scripts/ifcfg-eth0
設定前
設定後
・IPアドレス体系はホストOSやルーターと同一のセグメントに設定します。
・HWADDR="MACアドレス"を削除したのはVMware 構成ファイル
(.vmx)を手動編集した時に整合性が取れなくなりそうだったり、
また記載していることに起因するエラーも稀に有ったので消しました。
・NM_CONTROLLED="no"にしたのは、以前のバージョン
(CentOS5・RHEL5)の時と同じ記載方法にてネットワーク設定を
有効にするためです。
・NM_CONTROLLEDについて
http://www-06.ibm.com/jp/domino01/mkt/cnpages7.nsf/page/default-002CFBE4
chkconfig NetworkManager off
service NetworkManager stop
「network」サービスを再起動します。
ネットワークアダプタ一覧を表示します。
「eth0」の設定が反映されたことを確認します。
全てにpingが通ることを確認します。
モバイルルーターからIPアドレスを取得しているホストOS(192.168.0.2)へは
CentOS側で「arp -s 192.168.0.2 MACアドレス」と設定し静的arpを
登録しないと疎通できませんでした。
ホストOS Windows7のarpテーブル上ではゲストOS CentOS
(192.168.0.100)のMACアドレスはホストOS Windows7のNICの
MACアドレスでした。
localhostや127.0.0.1が通らない場合はゲストOSの問題です。
「network」サービスが停止している場合など。
ホストOSやルーターまで通らない場合はVMWare自体のネットワーク設定
(ブリッジ設定やデバイスのステータス)やホストOSのネットワーク設定が原因で
有ることが多いです。複数のローカルエリア接続が有る場合は1つだけ有効に
してみても良いかもしれません。また、ローカルエリア接続のプロパティで
「VMWare Bridge Protocol」にチェックが入っていなければなりません。
デフォルトゲートウェイが設定されていないことを
確認するために8.8.8.8(googleのDNSサーバーのIPアドレス)へ
Pingします。応答は有りませんでした。
デフォルトゲートウェイ・ホスト名の設定
※ホスト名をabc、ドメイン名をexsample.comに設定しました。
※ゲートウェイをルーターのIPアドレスに設定します。
「network」サービスの再起動
再度GoogleのDNSサーバーへping確認
今後は正しく応答が有りました。
再起動
ホスト名を反映するためにOSを再起動します。
起動時、正しくホスト名が変更されたことを確認します。
事前確認(名前解決出来ない確認)としてgoogleへpingします。
DNSサーバーの指定
resolv.confの内容
nameserver 192.168.0.1
DNSサーバーは自ルーターのIPアドレス(192.168.0.1)を指定しました。
加入しているプロバイダのDNSサーバーや公開しているDNSサーバ
(8.8.8.8など)等、自環境に合わせて設定して下さい。
設定後、再度googleへpingします。
「network」サービスの再起動は必要ありません。
今度は応答が有りました。
以上でCentOSのインストールと基本的なネットワーク設定は終了です。