GNOME端末での作業ログ保存方法です。
まず新規ドキュメントを作成し、以下のコマンドを記述します。
script -a ~/`date +%Y%m%d_%H%M%S`.log
出力をログに記録することができる。
ホームディレクトリを表す。
囲んだ文字列をコマンドとして解釈し、実行する。
その後、
/usr/local/binへ「gnomelog」と言うファイル名で保存します。
保存形式についても、文字化けしないように適切な形式を選択します。
「gnomelog」のアクセス権を表示し、「実行権:プログラムとして実行する
ことを許す」にチェックを入れた後、「閉じる」をクリックします。
メニューバーから「アプリケーション」-「アクセサリ」-「GNOME端末」の
右クリックメニューを開き、「GNOME端末」アイコンをデスクトップに置きます。
デスクトップの「GNOME端末」アイコンのプロパティを表示します。
「ランチャ」タブに移動し、「コマンド」項を以下のように編集します。
以上で設定終了です。
以降はデスクトップの「GNOME端末」アイコンを
起動するたびにログの記録が始まります。
※メニューバーの「アプリケーション」-「アクセサリ」-「GNOME端末」から
起動した場合はログの記録は行われません。
ログはrootフォルダへ格納されます。
記録を終了する場合はexitと入力します。
ログ取得を忘れた時などは
historyコマンドで、コマンド履歴を確認することが可能です。
その後、ログを成形するには再度GNOME端末を起動し、
tr '^[,^G' '^M' < 成形したいログ名 > 成形後のログ名
と入力します。
^から始まる文字は制御コードであるため、
^を入力するには「ctrlキー」+「v」キーを、
^の次の文字を入力するには「ctrlキー」を押しながら該当キーを押して下さい。
文字を置換するtrコマンドを使用して、制御コードの
^[ と ^G を ^M へ変換しています。
viエディタでログを見ると、制御コードを見ることができます。
バイナリファイルとしてログを見るには
です。今回の作業では使用しません。
参照ページ
制御コード表